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心耕し己に根を生やし

死に急ぐな。

 

急ぐことは、自分じゃない誰かになろうとすること。そう思います。

 

 

みんな生きていくためには、食べなくてはいけない。

それが満たされると、SEXをして後世に自分を残す必要性に駆られる。

そしてその為には、自分じゃない他者に認めてもらう必要が出てくる。

 

どれも一人で完結できるものではないです。

 

そこで生まれてくることが、競争。

他者より、優秀でなければいけない。そういった、煽りのような空気の中で今まで生きてきました。競争のマインドが働くことは当然です。

現にそれが、自分に対して甘い餌を与えてくれたのです。

何より、脳みそは学習します。記憶します。

 

あの人は、これぐらいでできていた。

あの人は、これができていて人気がある。

 

自分の欲求が満たされないかった、その視線の先には、自分じゃないキラキラした他者がいました。

 

いつしか、負けないように頑張ることを覚え

いつしか、ズルをすることを覚えました。

 

そんな環境の中にずっと生きていても、聞こえてくるのは明るい未来の話題より

どれぐらい不景気だとか、自分の人生には直接関係のない開発や大起業の話題がほとんどだったように思えます。

 

みんなどこかに向かって進んでいる。

ただし、自分の幸せとは縁の遠いスケールの大きい、何か。

それが社会を動かしていることと思います。

そして、それの原動力の一つが競争です。欲望です。

 

僕は、それを想像すると、ゲージの中の家畜が浮かんできます。

生きる上で、あって当然の欲望を刺激させられて、誰かや何かの利益になるよう動かされている。

そして何より、僕自身も、生きていくためにそれらの動物たちを食べてきました。

 

その動物たちの生を、僕たちは身をもって味わっているのかも知れません。

 

ですが、何かのせいにしていても仕方がないし

それが、更なる憎悪を生み出すことになり、新たな競争を生むだけだと思います。

 

泣いても笑っても一度きりの人生の中で、基準に自分を当て込むことはナンセンスだと思います。

 

遅かれ早かれ、やってればできるようになるんです。

ただ、ダラダラのんびりやれというのではないです。

 

人と比べて、ありもしない価値基準を作り出して、自分をそして関わる人を卑下にしない方が結果として、成果につながるし

その人自身もその特定の分野では、抜きん出ていてはいなくても、十分素晴らしいのです。

 

会社や、学校、そのサークルから出たら、同じ一人の人間なんです。

 

いろんな思惑によって、作り上げられていたり

祭り上げられていて、輝いている人も少なくありません。

それは、その人にとっては、その場所・そのタイミングでそうなることがこれからに人生において必要だった。

 

運命や宿命といった、類の考え方です。

 

少しくらい仕事ができなくたって、あなたには

信頼し合える家族がいる。

少し他者より、健康に問題があって、実際に人に迷惑をかけてしまっているかも知れないけど、あなたには休む権利が与えられた。それは、あなたを責めているかも知れない、その人にだって同じく与えられたもので、いつかその人も使うことになるかも知れない。

 

もう、急がなくていいんです。競争しなくていいんです。

どこどこより優れているとか、誰々より優れている

そんな判断基準で自分や他者を、推測ることは自分、他者を商品や、ロボと見ていることと同意だと思います。

 

そして、商品やロボの見方で人間を当てはめて考えているといろんなものが欠落してしまう。

 

そんなこと言っていると、この社会が機能しない

経済が弱体化してしまう。そういう人も、中にはいるかも知れませんが

ある意味で、その考え方の結果の一つが人を病ませ、働く気力を奪い、生きる気力すら吸い上げてしまっているんだと思います。

 

その先にあるのは、社会において適応できなかった自分という劣等感と、心許ない手当、心安らがない社会の目、あとは処方箋の薬です。

 

僕含め、今悩んでいるあなた、休んでいるあなた、体調を崩してしまったあなた。

 

それでいいんです。そうなって当然なんです。

その、この人生だって、あなたにしか生きれない一度きりのものなんです。

 

遅いも早いもない、優劣もない、一点もののオールインワンなんです。あなたにしか出せないストーリーを持った名機なんです。(結局機械みたいな言い方になってしまった。)

 

そして、そんな自分や人生から再起するには、これまでの常識から抜け出すべきです。あなたにしかできない、使命なんです。

 

いつか、次の世代にそんな使命を果たしたストーリーを伝えてあげましょう。

 

未来があなたを待っている。

 

その未来で会いましょう。

 

ではまた。